こんにちは。
アラサー看護師のゆりです。
アラサー看護師のゆりです。
みなさんは、仕事中、時間管理できてますか?
実は私、新人の頃、時間の管理がとっても苦手でした。
私は急性期病棟に勤務しており、定時でやることも決まっていますが、急遽入ってしまう事柄も多く、
新人の頃は優先順位がつけられず、先輩に怒られてばっかりでした。
時間って、あっという間に過ぎますよね。笑
時間管理って、どの職種でも大事なこと。
限られた時間の中で、やるべきことを上手に順序立てて組み立てて行動する。
社会人にとって、重要かつ必要なスキルだと思います。
看護の職場では、患者さんの命が関わり、緊張感や責任感が伴い、優先順位を判断することが求められてきますよね。
今回は、看護師の時間管理ができるようになるコツをお話しします。
- アラサー中堅看護師
- 医療事務から看護師。急性期病棟で奮闘中。
- 看護師・中堅看護師の辛さやキャリア、働き方、様々な悩みについて発信
- 夫と二人暮らし
ゆり / アラサー看護師
時間管理で失敗したこと
お昼休憩に入れない
時間管理に失敗したことで、私の中で最も多かったものがコレ。
お昼休憩に入れないです。
新人の頃は、自分のお昼休憩を計画するのが苦手で、毎回遅く入って、早く出てきていました。
先輩にも
「休憩いつ入るの?」
「お昼ごはん食べれなくなっちゃうよ?」
と言われていました。
定時でやることだけなら、朝のうちに計画を考えられますが、
検査時間のズレ、入院の受け入れ、いきなりの検査オーダーやCV挿入の介助、状態悪化などなど、
予期せぬことがたくさん起きますよね。
そうすると、優先順位がごちゃごちゃになり、休憩どころではなくなってしまったんです。
また、新人であったため、誰かにお願いしていい事かも分からず。
お願いするのも先輩にすることになるため、申し訳なくてできなかったです。
全て自分でしなくちゃいけないと抱え込んでしまい、いつも昼休憩が遅くなってました。
点滴が終わる時間に行けない
点滴が終わる時間に、忙しくて患者さんの元に行けなかったり、忘れてしまったり。
看護師のみなさんの中で、経験ある方も多いのでは無いでしょうか?
もしかして、私だけじゃないよね…?笑
点滴が終わり、すぐにロックをかけるか、他の補液に変えておかないと、ルート内に血液が逆流し固まってしまいます。
その結果、血液が凝固してしまい点滴が流れず、差し替えることになります。
私の病棟は、急性期で抗生剤や補液加療している人が多く、点滴管理は必須です。
また、お年寄りや癌の方が多く、血管が脆く細い、ルートが取りにくい患者さんが多くいます。
そんな中、ロックを忘れてしまうと、再度患者さんに痛い思いをさせてしまうことになったり、決められた時間投与しなくてはならない点滴が投与できない、という事態になります。
私は行動計画に点滴の時間は書き込みますが、点滴のロックは時間書き込むことはしていませんでした。
なので、他のことをしてるとロックの時間を忘れてしまい、患者さんの元に行くと既に逆血がきてしまっている状況になっていました。
患者さん、ごめんなさい。(泣)
休憩中に入院患者が上がってきてしまう
入院は、数日前から決まっていた予約入院と、急遽決まった緊急入院があります。
病院によりますが、予約入院ではおよその時間が決まっていて、その頃に入退院窓口で受付をされた患者さんが、病棟に上がってきます。
しかし、予約入院といえど、窓口が混んでいたり、患者さんの来る時間が遅かったりと、予定されていた時間に上がってくるなんてほぼ無いに等しく。
また、入院前に検査に回っているとその分、病棟に上がってくるのは大幅に遅れることもあります。
そのため、およその時間から多めに見て行動していました。
予約入院をとる予定の時は、予定時間にまだくる訳が無いと思ってしまい、休憩に入ってしまった時のこと。
休憩中に入院患者さんが上がってきてしまい、他のスタッフも忙しく、結局ご飯の途中で休憩を抜けて私が対応しました。
今思えば、入退院窓口に連絡して患者さんが来院されているか確認したり、予定時間には自分は休憩に入らず病棟にいるようにすればよかったと振り返りました。
時間管理ができるようになるコツ
誰かに頼ることも大事
いつもお昼休憩に中々入れなかった私。
急遽の検査や処置、入院対応などなど、全て自分でやらなくちゃいけないと、抱え込んでいました。
患者さんのお昼ごはんが終わったら、下膳をして、昼の配薬をして、病室に戻るのを手伝って、口腔ケアをして。とやっていると、あっという間に14時になります。
新人だったため、自分から「今、やらなくちゃいけないことが重なっていて誰か手が空いてる人に手伝ってほしい」
なんて、言えませんでした。
しかし、看護ってチームでやるものですよね。
一人でやろうとすることは立派かもしれないけど、限度があります。
また、一人で抱え込み過ぎて事故が起きてしまっては、元も子もないですよね。
私に足りなかったのは、いっぱいいっぱいだった時、相談することでした。
ついている先輩にまず相談してみましょう。
新人の頃から、時間管理が完璧にできる人なんている訳ありません。
今、自分が抱えている仕事と自分以外ができる仕事を考えてから、相談してみましょう。
先輩の時間管理の方法を見て盗む
新人の頃は自分のことで精一杯で、周りを見ている余裕なんてない!かもしれませんが、
要領の良い先輩の時間管理の方法を、実際に見て盗むのも一つの手です。
私の周りの先輩では、朝ワークシートに行動計画を書き込みます。そのワークシートを見ながらラウンド、また、こまめに確認していました。
朝立てた計画が少しずつずれてしまっても、ラウンドしながら、再度計画を立て直します。
頭の中だけで考えようとせず、実際に紙に書き出してあるものを見ながら整理して、立て直す方が計画も立てやすいです。
自分でやった・やってないがわかるように、ワークシートにチェックボックスを作るのも一つの手です。
私はチェックボックスを使い、こまめにワークシートを確認しながらラウンドすることで、
残りの業務と終わった業務が可視化され、脳内で計画を組み立て直すことができるようになりました。
他にも、ワークシートに書き込むことで重要なことは、青、赤色のボールペンを使い分けて、忙しい時でも見てわかりやすくすることが重要です。
蛍光マーカーを使うのも良いですよね。
人は忙しいと、途中まで覚えていたとしても忘れてしまうことがあります。
大事なことが漏れないよう、業務を整理して計画的に回りましょう。
タイマーを上手に使う
私の職場ではタイマーを使っている看護師さんが多くいます。
新人の頃、タイマーを活用しておらず、時間管理は下手でした。
先輩たちがタイマーを活用しており、真似するようになりました。
今では、電卓にタイマー機能がついたものが販売されていますよね。
私は、タイマー機能のみの物を使っていますが、時間で行わなくてはならないものを忘れることは、ほぼなくなりました。
常に時計を見ていなくても良い、時間を管理してくれる安心感がありますよね。
タイマーに頼らない方もいると思いますが、是非使ってみてください。
案外、仕事がスムーズにいき、時間管理が楽になるかもしれませんよ。
所要時間を把握する
例えば看護技術はさまざまなものがありますが、自分がその看護技術にどれくらい時間がかかるのか把握していますか?
これが分かっているのと、分からないのとでは時間管理に大きく差が出ます。
時間管理出大事なことは、自分の力量を知ること。
何も、新人さんと10年目の先輩が同じ時間で膀胱留置カテーテルを交換できるようになろう、なんて言いたいわけではではありません。
経験年数や得意不得意で、看護技術やケア、記録などかかる時間はさまざまです。
ただ、例えば自分が膀胱留置カテーテル交換をするのに、準備から片付けまでどれくらいの時間がかかるのか、把握しておかないと、時間を管理していくのには非常に不利です。
まずは、自分の力量を知り、無理な時間ではなく余裕を持った時間を推測できるようになりましょう。
隙間時間を見つける
看護師って、ケアや看護技術などの他にもやることはたくさんありますよね。
限られた時間の中で効率よく、業務を回していけるかは自分次第。
努力次第で時間管理も上手になります!
業務の中で所々に隙間時間が生じてるの、気付いていますか?
忙し過ぎて隙間どころではない!という方もいるかもしれませんが。
記録も後でまとめてやろう!ではなく、まずは空いた時間に少しずつ記録を進めてみませんか?
例えば、SOAPではなく他の細々とした記録をやってみる。でも良いんです。
他にも、記録を書く時にスムーズに書けるよう、自分なりにまとめておく時間にしても良いですね。
検査データを確認し直したり、画像を見ておいたりなど、考えてみたら細かいことがたくさん出てくるかもしれませんね。
あとの自分が楽になるための隙間時間を有効活用していきましょう。
まとめ 自分の力量を把握して、優先順位を考えた時間管理ができる
忙しい業務の中、限られた時間内に仕事を終わらせるには時間管理能力が問われます。
必ずしも時間内に終わって早い方が良いという訳ではありませんが。
時間管理が上手にできるようになると、おのずと優先順位も付けられるようになり、時間をかけたいところと隙間にできることが判断できます。
はじめから完璧にできる人は、まずいません。
安心してください。
少しでも時間管理ができるようになりたい!と思う方は、
看護師の時間管理ができるようになるコツを試してみてくださいね。
看護師の時間管理ができるようになるコツ
- 誰かに頼ることも大事
- 先輩の時間管理の方法を見て盗む
- タイマーを上手に使う
- 所要時間を把握する
- 隙間時間を見つける
時間管理で失敗したことを分析し、では、どうしたら良かったのか?他にタイミングはなかったか?優先順位は適切であったか?などを振り返ってみましょう。
そして、時間管理を意識して行動してみましょう。
ぜひ、参考にしてみてもらえたら嬉しいです。
他にも看護師・中堅看護師に向けての仕事術を紹介しています♪
ぜひ、チェックしてみてくださいね!
コメント